不思議なもので、一人の存在が私の存在意義を変えてしまった。



不意に私の頭の中は、キミだらけ。



一目惚れとゆう言葉が頭にじわじわと浮かんで来る。



なんて不思議な人なんだろう。



会いたくて……どうしてもキミに会ってみたくなって。



あぁ、私ってこんなに簡単にドキドキしちゃうんだと初めましての感じ。



だから、キミがいる教室に行きたくて私は、教室の前に立っている。




教室の前にいる私の右側に、キミは笑ってやって来た。




「キミの名前はなんてゆうの?」




「教室に入ってから、ゆっくり自己紹介でもするか。」






これからどんなことが起こるかなんて私には分かんない。けど、なんか見てみたい。



色々なキミを見てみたいって思うんだ。




泣いちゃうこともあるかもしれない。



だけど、それでも良いって思うんだ。





ちょっとの“勇気”をくれたキミは凄いね。





「ねぇ、」


「ん?」





(コンコン…………キミはどんな人?)





キミは、私の広くなった世界のドアの扉の向こうの一番早く出会う人。