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「お!ま!つ!り!」
「いぇーい!」
たくさんの人で賑わう河川敷に、お祭りの楽しげな音。
久々に着る浴衣は帯が少し苦しくて、下駄のせいで歩きにくい。
紺色に赤やピンクの鮮やかな柄の浴衣。
髪は巻いてアップにして、白い花の飾りをつけた。
「杏奈可愛いー!!」
「すっごい綺麗!」
「みんなだって可愛いー!」
きゃあきゃあとお互いの浴衣姿に騒いで、男子たちとも合流した。
「みんないいね浴衣!」
「何食う?」
「カキ氷!」
お祭りって、この雰囲気だけで楽しくなる。
…佐伯先生に、会えたりしないかなぁ。
今日の白衣姿を思い出して、緩んだ頬に少し恥ずかしくなった。



