「っ、」
目を向けた先にいたのは、なんと白衣姿の佐伯先生だった。
これは…心臓に悪い。
黒髪と、メガネと、白衣。
似合いすぎているそれは、佐伯先生のために作られた白衣みたいだった。
大人っぽくて、色っぽくて、どうしたって胸がキュンとしてしまう。
「先生何で白衣なんですか!?」
「かっこいいー!」
「明智先生の実験の準備に付き合わされたんだよ」
そう答える佐伯先生は本当にかっこいい。
明智先生というのは化学の先生で、化学の実験のために白衣を着たんだろう。
ずるいなぁ、本当に、ずるいなぁ。
佐伯先生はどうして私をこんなにドキドキさせるんだろう。
私だって、佐伯先生をドキドキさせてみたいなぁ、なんて。
佐伯先生は、どんな女の子が好きなんだろう。
佐伯先生のタイプの、年上になることはできないけど。
大人っぽくなるには、どうしたらいいんだろう。
…佐伯先生に、可愛いって思ってほしい。



