佐伯先生の優しすぎる嘘





「杏奈!今日お祭り行くでしょ?」




クラスのみんなと話していた夕羽の言葉に、今日が学校の近くの花火大会だったことを思い出す。




「行きたい!」




みんなで行こう、と集まったのは、私と夕羽含めた女子5人と、男子6人。




「今日終業式でお昼に帰れるし、一回家に帰って浴衣着て行こうよ!」

「いいね!」



浴衣、着るの久しぶり!


楽しみだな、と思って自然と頬が緩む。




…佐伯先生の浴衣とか見てみたいなぁ。


きっとすごく似合うんだろう。


そんな想像…いや、妄想をしていると。





「きゃー!!」
「え、え、やばい!」




女の子たちの黄色い歓声に目を向けると。