佐伯先生の優しすぎる嘘





断るわけにもいかず、詩織さんについて行った。


学校の近くの小さな公園のベンチに並んで座る。




「ごめんね、この前は…」



「…」




「…でもどうしても、あの日に伝えたかったの。

蒼の誕生日に、会いたかった」





…え?


誕生日…?





「え、14日って…」



「蒼の誕生日でしょ?」






キョトンとする詩織さんに、さあっと血の気が引く気がした。


誕生日だった…?


佐伯先生の…?



そういえば私、佐伯先生の誕生日知らない…。