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「お待たせしました!」
バタバタと階段を駆け下りて、家の前に止まっている佐伯先生の車に乗った。
前はいつも佐伯先生に釣り合うようにって大人っぽい格好ばかりしていた。
だけどクリスマス以来、自分の好きな可愛い感じの服を着るようになった。
可愛い服は、私の中では桃果のものってイメージが強くて。
それもあってなかなか勇気が出なかったんだけど、佐伯先生が可愛いって言ってくれるから…。
「どこ行くんですか?」
「ドライブしながら夜景でも観に行こうかと思うんだけど、どう?」
夜景…!
「行きたいです!」
「良かった」
だから待ち合わせが6時半っていう遅めの時間だったのか、なんて納得する。
そして走り出した車は、暗くなり始めた道を進んでいく。



