その日、少しだけ期待していた佐伯先生からの連絡はなくて。
それはつまりちゃんと休んでるって、寝てるってことだと思うから良いんだけど。
でも、詩織さんと一緒なわけで…。
詩織さんは明日のご飯の支度をしてすぐに帰ったのかもしれないけど、もしかしたら…。
違う、佐伯先生を信じてないわけじゃないんだよ。
だけどね、でもね。
佐伯先生に相応しいのは、私じゃなくて詩織さんなんじゃないかなって思うんだよ…。
10時には帰らなきゃいけない私よりも、大人な詩織さんの方が佐伯先生を支えられる。
幸せにできる。
「ごめんなさい…っ」
それでも私、佐伯先生と離れたくないよ…。



