佐伯先生の優しすぎる嘘





どうしよう、何を買っていけばいいんだろう!?


スーパーに走ってきたのはいいものの、買うものに悩む。

お見舞いといえばやっぱりおかゆ…?

いや、でも風邪なわけではないし…。



栄養のあるものがいいかな?



そう思って野菜や肉を買い、佐伯先生の家に向かう。

バスに乗って約10分、佐伯先生のマンションの前に着いた。





「…よし」




緊張しながら思い切ってチャイムを押すと、少ししてからドアが開く。





「…悪いな、ありがとう」





スウェットにTシャツ姿の佐伯先生は、私が来るまで寝ていたらしい。




「キッチン借りていいですか?」


「うん、ありがとう」



「佐伯先生は寝ててください!」




手伝うよ、なんて言う佐伯先生を強引にベッドに寝かせて、キッチンに向かう。