佐伯先生の優しすぎる嘘




「わ、すごい…!」




裏庭の花壇には、確かに想像していたよりずっと綺麗なヒマワリが咲いていた。


特に何の印象もなかった裏庭が、この存在だけで一気に華やかに見える。


オレンジに近いくらいの濃い黄色が、太陽に向かっている。


葉っぱについた水滴が、太陽の光を反射してキラリと光った。


夏の光を浴びたその花びらも、なんだか輝いて見える。





「ヒマワリって、背高いんですね」


「俺ももっと低いと思ってた」



ジリジリと照りつける太陽が暑い。


隣に佐伯先生がいるってだけで、私の顔も熱い。


一生懸命に太陽に向かって伸びようとするヒマワリに、私も頑張ろう、なんて思った。