「あー、杏奈顔赤いー!」
「えっ!?」
友達に言われて、慌てて頬を隠す。
熱を持っている頬は、やっぱり他の人から見ても赤かったらしい。
「先生にあんなことされたら…ねえ?」
「見てるだけでキュンキュンしたー!」
「先生私にもやって!」
キャーキャー盛り上がるみんなに、さらに熱くなる顔。
「えっ、ごめん!」
恥ずかしくなる私を見て、そんなつもりじゃなかったんだよ、と慌てて謝る佐伯先生。
それすらも可愛くて、好きで。
「先生も顔赤くないー?」
また盛り上がるみんなに、
「赤くないっつーの」
と少し顔を逸らすけど、そんな反応、照れてるようにしか見えなくて。
ダメだよ、期待しちゃ、だめだよ。
って、必死に自分に言い聞かせた。



