俺がそう言うと同時にハルが少し動いた。 「ハルちゃん!?」 あいつが慌てて飛んでくる。 …うぜぇ… そう思った俺。 だけど、そんな陰気な気持ちは次の瞬間ハルの寝言で一瞬にして消しさった。 「━━…ク…ウ…」 ハルはそばにいたあいつと俺だけに聞こえる声でそう呟いた。 ━━あいつの名前じゃなく俺の名前を。 俺はそんなハルの寝言にビックリした。 だってこういう時、フツーは横の奴の名前が出ると思っていたから。 まさかの俺の名前が出たことに、俺は正直言ってすげぇ嬉しかった。