私は少しからかってみようと思った。
「空海?あの二人、手繋いでるんやし…私らも繋いでみいひん?」
そう言うと、何だこいつ…と言うような顔をした。
「そこまではっきり顔に出さんでも…」
「うるせ」
と、一言残しさっさと行ってしまう空海。
「はぁ…ほんま、素直やないなぁ…」
こんな手のかかる四人組いいひんで。
自他共に認めるレベルや…
━━なんて、こんなレベルごときじゃなかったことは今の私には分らなかった。
━━まぁ、久しぶりの旅行やし楽しむとするか。
などと、呑気なことを考えていた私には…
メニュー