「━━そう言えばさぁ…いつ告んの?」 「ぶっっ!!!!!!!!」 こ、こ、こ、こここここ 「告る!?」 するとエノちゃんはさも当然のような顔をしてきた。 「うん。告らんの?アンちゃんに」 エノちゃんの言う『アンちゃん』とは、けして誰かのお兄ちゃんというわけではなく 陸夜杏李ー リクヤアンリ ー という男の子のあだ名。 …密かに私は、その子に恋をしている。