*~エノside~*



「ごめ…」



私は遅れたことを謝ろうとした。



その時だった━━



「…空海?」



「…………」



無言で私の方へ歩いてくる空海の姿があった。



…しかも…どす黒いオーラを纏いながら。



あかんかったな…こりゃぁ…



ほんまに…キレとる。



「ドォドォ…えーと…


お、遅れたんは悪かった思うとる…


だからやな?


そこら辺で止まって貰うと…ありがたいんやけどぉ…お!?」



バンッッ!!!!!!!!



「ひっ…!?」



壁ドンならぬ、壁バン…