━━少し時間を前に戻す。






*〜エノside〜*



「…………」






【━━相手の目を見て頼むんだろうが】






━━私は腹を立てていた。



「何やねん!!あいつっっ!!」



アンちゃんがハルの手を引いて行ったときに見せた顔とは、真逆の顔で接してきたあいつ。



まるで、別人のようだった。



あんな奴とハルは毎日過ごしとるゆうんか。



「頑張んなぁ…」



たった、あれだけの会話でもだいぶと疲れたのだ。



━━私はハルを尊敬する。



「って、まぁ言うても…いつもの数々の行動は理解できひんけどな。」



━━成り行きで生徒会長になったり…



━━空海と喋ったり…



それに…