━━僕は感情を外に出すのが苦手だと自分でも分かっている。
無口な上、笑うことも、怒ったりすることも、泣いたりすることもない。
そんな僕には友達と言える人はいなかった。
何人か声をかけてくれる人はいた。
けど、みんなすぐに離れていく。
『つまらないから』
━━でも…ハルちゃんだけは違ったんだ。
最初のうちはどうせ離れていくだろうと、思っていたけど…
全然離れる気配がない。
だから僕はハルちゃんとなら喋れるようになった。
ハルちゃんの前でなら、笑えるようにもなった。
喧嘩もするようになった。
ハルちゃんといるだけで、幸せな気分になった。

