「━━大丈夫ですかぁ?空海さまぁ?」
「あんな人の言うことなんてぇ、聞かなくてもいいじゃないですかぁ?」
エノキがいなくなると、一部始終を見ていた女どもがうじゃうじゃ寄ってくる。
「あ~…大丈夫、大丈夫…」
俺は適当にあしらって席についた。
━━しっかし、放課後って…
今言やぁいいだろうに。
「めんどくせぇ…」
でも、今更言っても遅い。
もう分かったと言ってしまったのだから。
「今日だけだしな」
━━この時の俺は、知らなかった。
というか、知れる筈がない。
未来のことなんて。
━━この行動が、俺たち四人の展開を進める最初の一歩になることを。

