━━すると、私達の方…正確には私の方へアンちゃんが近づいて来た。 「はぁ…噂をすれば何とやらだな」 「そ、そんなに睨まなくても…」 そして、近づいて来たいつも無口なアンちゃんの第一声はとんでもないものだった。 「…これ…殺していい?」 『これ』と指をさしたのはもちろんクウに。 「あぁ!?これってなんだよ!これって!! 俺は物かっ!!!」 すると 「物以下…ゴミ…」 その一言がクウに火をつけた。