学園世界のイロジカル

それに続いて私と零、アレン君とナミが走る。





「てゆうか、本当にココどこなの?」





「分かったら苦労しねえよ、二番目」





「実力的には私が一番目でも大して変わらないから。

生徒会長は絶対に第一席になれる…そんなのがあるからいけないのよ」





…2人の会話はちょっとハイレベルすぎて、やっぱりよく分からない。





けど、2人とも半世界有数の強者で…ライバルなんだ、ってことぐらいは分かる。



アレン君はそんな2人を見ながら「やっぱすごいなぁ」と感嘆を漏らしていた。




「ナミさんの職は何なんですか?」



相変わらず汗ひとつかかずペースも落とさずに、息も乱れていない声で零がナミに向かって聞いた。



確かに…ナミは半世界でもかなり強い方らしいけど、職は何なんだろう。




その質問にナミはちょっと笑いながら答えた。




「私は”魔法使い”。

それと私の事はナミでいいから!」




「はぁ…じゃ、改めてよろしくお願いします」




ナミもアレン君も、零の個性的な性格で打ち解けられるか不安だったけど…すぐに打ち解けたようだった。


それにしても、魔法使いって…ホントにいたんだ…

……この世界はやっぱりメチャクチャだ…





そのあと、ただ走り続ける柊と別に関わりを求めようとしていない零をよそに、私とナミとアレン君の3人、世間話で盛り上がっていた。





「…おい、ストップ」




楽しい世間話も…柊の緊迫した声で、突如終わってしまった。