学園世界のイロジカル

「で…君は?」



龍矢がにこっと笑って、ナミとそうそう身長が変わんない栗色男子に話しかける。


その子は涙をごしごし…と袖でと拭いて、にこっと…まるで天使のように笑った。




「僕は黒星 アレン(くろほし あれん)!

一応こう見えて高2なんだ。職は歴史学者!


僕もみんなと番号交換したいな!」




ず、ずっきゅ~ん!!


もちろんしますとも!こんな可愛い子の頼み、聞くに決まってるよ!


ナミも同じ気持ちなようで、「するする!」と満面の笑みで言っていた。



アレン君もみんなと番号を交換して、やっとこさ本題に。




「私は王城に行こうとしたところで、10人ぐらいの男子に追いかけられて…

それで城下町の外れに行ったら転送魔法が働いて、ここに」




ナミもやっぱりモテるんだなあ~…ま、こんなに可愛けりゃ当然かぁ。



「僕は新歓前に歴史学者友達としゃべってたんだけど、急に女子たちに追いかけられて…

あとはナミちゃんと同じかなぁ」




…私の周りには美男美女が多すぎる!


ナミもアレンも、そして龍矢と柊も迫られてたわけだし、零も結局追いかけられてたし。



みんな…すっごいモテモテ。




「よし、話すのはこれぐらいにして、早く行くぞ。


なぜか五傑席中候補者が3人もそろってんだ。このままじゃまずい」




確かに…まるで狙ってるかのように、3人もそろってる。


やっぱり、ここで1番危険なのは柊、そして龍矢とナミだ。



みんなが小走りで進みだす中…龍矢だけが動かなかった。




「おい龍矢、行くぞ!!」




「…提案なんだけどさ。

俺だけ、単独行動した方がよくない?」