学園世界のイロジカル

「おい…なんか変だぞ」





え?何が?


…なーんにも変わらないけど。




「確かに…ちょっと、これはヤバイかもね」



珍しく龍矢が真剣そうな顔つきになる。




辺りを見回しても…なんにもない。



人もいないし。さっきまでは数人いたけど、みんな城下町の中心に流れて行っちゃったらしい。


ポイセはちょうど5:30という時刻を示していて…






「逃げろ!!」



「え!?な、なに!?」




急に龍矢が叫ぶと、3人が一斉に駆け出す。



ちょっと待ってよ、なにがあったの!?





「みんな、まっ…!!」





そう言いかけた瞬間、私たち4人を取り囲むかのように…


淡い藍色の光がボウッと不気味に光る。



コンクリートの地面は丸いくっきりとした藍色の光の線を作る。




半径10mほどの大きな円…





「クソッ、間に合わねえ!」




柊がそう叫んだのが聞こえたと思ったら。





とてつもない閃光が、私たちを襲ってきた…!





「この、光…!」




藍色のこの光は…私、体験したことある…!






そう思えたのも一瞬で、頭の奥の奥が…急に機能をなくしたかのように、何も考えられなくなった。



視界がグワンと歪み、激しく地面にたたきつけられる。






闇がすぐに襲ってきて、私の視界を蝕んでゆく…





「み、んな…」








視界が闇に包まれる寸前









「…バカな人たち。こんなのに引っかかっちゃって」








そんな、通るきれいな声が聞こえた気がした。