学園世界のイロジカル

「沙羅が遺していったものなの…!

なんで…その遺したものを壊すの!


あなたは苦しいかもしれない。でも…


壊したらもっと苦しくなるだけじゃん!!」





この声はもう、この孤独な王様には届かない?



いや。



届けてみせる。





「…王様。


…私はやると決めたら絶対やるの!



……絶対にこの世界を護る、そう決めたら…最後まで、



沙羅の形見であるこの世界を大切に護り抜くの!!」







その瞬間、王様の表情が変わった。



まるで…何かを思い出してるみたいな。




『私はやると決めたら絶対にやるの!だから、ほら!ケーキ食べに行くよ!』



『もう、やると決めたんなら最後までやり抜くのが普通でしょ!』



『私はめんどくさいヤツだもの。

この世界を護ると決めたら、最後まで護る』






「あ…ぅ、あ…沙羅、沙羅……!」




突然……攻撃もやめ、止まってしまった王様。





え……どうして……?


膝からガクン、と地についた王様は…私をみて、ふっと笑った。




「…やはり君と沙羅は…親子なんだな」




彼がなにを思ってそう感じたのかは分からない。



でも…






『きっと一生私は沙羅みたいな考えはできない』




『どうだろうねー?私たち案外似ているから分からないわよ?』




……悔しいけど、さ。

結局私は沙羅に似ちゃってるみたい。






そりゃそうだよね。





…親子だもん。




…もう、沙羅が見てたらきっと笑っちゃうよ?