学園世界のイロジカル

「噂は本当じゃないよね…?」



彼女の子が産まれたばかりの頃。




彼女の仕事場所は、管理委員会。



しかも結構上の立場だ。まあ、彼女は強かったから。




だから…そんな話も聞いてしまったんだろう。




お互いもう、


沙羅が人間界から送り込まれたヤツということも、

私が半世界の王だということも、



そんな秘密ももちろんしりあっていた時のことだ。




「反対だから、私は!


この世界のことを全てあっちに流すことは!

…私、実はあっちの世界の調査でこっちに来てるって、前いったよね?


調査の話、なしにして。仕事も管理委員会に決めて、もうこっちで暮らそうと思ってるの。

旦那と、先月生まれた子と……3人で」



その話を聞いた時…


私は彼女に襲いかかってしまった。




旦那と子供と3人で。そんなの、見てられるはずがない。



なんでか。なんでかは分からない。



普段ならそんなことしなかったはずなのに。




…襲った後、彼女は泣かなかった。


けど、ひどく悲しい顔をして。



「…さよなら」



1言、つぶやいた。