学園世界のイロジカル

それから月日が流れ、沙羅は結婚してしまった。




子宝にも恵まれたと言う。




…その頃にはもう、自分でもおかしくなるほどの嫉妬心にかられていた。



沙羅の旦那は人間界に住むもの。



…ああ、いい方法があった。




この世界をあっちの世界に伝えて…この世界の秘密を壊すんだ。



間接的に、この世界を壊すということになるけれど。




そうしたら私は、あっちの世界の王になることができる…



そんな計画が頭に浮かんだ時、ちょうど敬愛する父が死んだ。



ひどく悲しんだが、チャンスだとも思えた。




…今が壊しどきだ。




そう。





…彼女にあんなことを言われるまでは。