学園世界のイロジカル

私にしてはこんなこと、初めてだった。



けど、言った。




「…もう1度、会ってくれないか」



しばらく返事がなく、恐る恐るいつの間にかうつむいていた顔をあげる。


すると彼女の顔は…驚き、そんなのが全面的に出されていた。




「あなた…そうゆうタイプでないと思ってたもので」




自分でも驚いてる。


自分から女を誘うなど、今まで1度たりともなかった。




「もちろんです!

…あ、敬語やめましょうか。


私は沙羅って呼んで!あとこれ…情報端末?の番号。


メールもしようね!」





輝かんばかりのその笑顔に、心ひかれた。



何度か会ううちに、もうそれは後になど戻れない恋心に変わっていった。




…けど、私の恋が叶わないのは明確だった。




「好きな人がいたの!

前に告白したら…オッケーもらっちゃって!もうどうしよう!」




そんな風に報告してきた沙羅を、笑って祝福したけど、


内心全くおめでたいなど思ってなかった。




沙羅を、自分のものにしたい、と。


無理矢理にでも。


そう思ったのは、それぐらいからだったかもしれない。