学園世界のイロジカル

「ここは"王室"」



…部屋に、私でもない、菊でもない声が響いた。



低い男の人の、声。




「半世界の王がいる部屋。

けれど、明後日頃には人間界の王が住む部屋になるな」




…こんなふざけたことを言う奴は、



私の敵。




私の敵で…まだ1度も顔を合わせてない奴がいる。



それは…


突然薄暗い部屋に光が灯り、まぶしさに目を細める。





「…私は半世界の三代目王。

初めまして…会えて嬉しいよ、


沙羅の残した子よ」





まだ若い。


30代後半ぐらいなんだろうけど、顔はとても整ってて、俳優なんかやったら永遠に人気があるタイプだと思う。



黒髪にスラッとした身体冷たい目。



こいつが…この世界の、王。



そして…




「…沙羅の死を、知るヤツか…!!」



「…おお、怖いね」