「そうだな、代表的なのだと…

鳥月宮学園に属している者同士が番号を交換したりすると、その人物が近くにいるとき通知してくれる。


ま、職が忍者とかの”影系”と呼ばれているものだったら通知をOFFできるように作ってくれるんだけどな」





「へー、便利ー!」



「でも、逆にそれがいらないと感じる人もいるかもしれませんよ?」




零の言葉に「そうなんだよなぁ」と言って何か考えているような顔つきになる。






「だから今、一般人でも通知をOFFにできたり、匿名通知にしたりするか考えてんだけど…悪用されるかもしんねぇし、そこがむずいんだよ。


開発会議も何回もされてるけど、なかなか決まんねぇし…


実装はまだまだ先だな」






んー…私は別にOFFにしなくてもいいと思うけど、やっぱりいちいち通知が来たらうっとうしいと感じる人もいるよね。




でも、もし友達が近くにいるとか分かったら会えるし、結構いい機能だとおもうけどなぁ。





「ま、これは大事に持ってろよ。

んで、明日の事だけど…」





「明日って、新歓のこと?」





「そ」





新歓か…何気に楽しみ。

だって、新歓なんてイベント今まであったことないし!



ダンスは昔、知り合いのお姉さんに連れてってもらったパーティーのために習ったことはあるけど、それはもう…5年ぐらい前だ。