ナミと私は全くの同意見。



私も…もう、じっとしてられないんだ。





明らかに挑発、そんなこと当然、もう分かってる。



普段の私なら「行かない方がいい」って言ってたかもしれない…けど…




こんな時だからこそなぜか、「行った方がいい」…そう思う。





「僕も同じですね。

確かに冷静な判断は必要ですが、もう準備がほぼ整っているのなら…急いだ方がいいでしょう」





「っ、零もかよ…ま、俺も別にそっちでもいいけど」





残るは龍矢とシロさん。



2人はさっきからこそこそ話し合ったりしてるけど…




「…僕が管理委員会の上層部、まあ言っても3、4人だけど…にこのことを言ったのは知ってるよね」




確かにシロさん…一応っ伝えるって言ってた。



みんなもその方がいいと思うって賛成してたけど…





「その人たちは、『今すぐ突っ込んでもいいけど、相手に油断させて行けばいい』と言ってるんだ」




「油断つったって…そんなんないだろあっちに」




「いや…たった1日だけあるんだ、あっちが油断してしまう日が」