学園世界のイロジカル

昼の2時ごろだったと思う。



朝、沙羅は「大丈夫よ」なんて言ってたけど…




ガタガタガタガタ!!


ゴオオオオオオオォォォォ!!



まるで、テレビで前に見た、ハリケーンが家を襲うような音。



思わずリビングから沙羅の部屋の前まで走って来てしまった。




開けちゃダメ。

開けちゃ、ダメ。




全然大丈夫な音してないじゃん、沙羅。



お願い、沙羅。どうか無事でいて…





「お願い、もうやめて!!」



そんな沙羅の叫び声が聞こえた後、どんどん物音は小さくなっていった。



けど。




私は沙羅の言葉に反応して…



沙羅の部屋の扉を、開けてしまった。





開いた時に最初に見えたのは…淡い、藍色の光。




まぶしくてまぶしくて…私は多分、気を失ってしまったんだと思う。



いや、今考えればあれは確かに…







"移動魔法"…






「椿、来ないで!!」




そんな声が聞こえた方へと、私は腕を伸ばしたまま…意識を失ってしまった。