学園世界のイロジカル

「分かった。朝早くごめんね。

すぐにスリッパを持ってくるから」



「相変わらず8歳とは思えない性格ね!って、9歳になったのかしら?

こんなに大人びた子、見たことないわよ…」




この人は私の事情を多分知っているけれど、あえてそれには触れなかった。


お手伝いさんらしく、私情にはしつこく入ってこない。



この人はちょうどいい距離感で、とても居心地が良い。



お手伝いさんとして優秀だと思う。




「沙羅また忙しいみたいで、明日と明後日も私が来ることになっているから」



「分かった」



本当、珍しい。


お手伝いさんを3日連続で呼ぶなんてこと、今まであったかな。





…最近の沙羅…おかしいな、ちょっと…






…そんなことも、その後起こったとある"悲劇"を見れば、

私は納得せざるを得なかった。