学園世界のイロジカル

すっごく微妙な距離感で。



家族でもないし、他人でもない。



お姉さんと呼べと言われたけれど、お姉さんと呼ぶほどでもないし。





そんな微妙な距離感の対象が、


いつの日からなくてはならない存在になったのかな。





「いってきます、椿!」



「いってらー」




沙羅を見送る朝。


今日も沙羅は忙しい。



私が拾われてから約1年が経ち、また春が来て、終わろうとしていた。




最近、沙羅はとても忙しそうだ。


まともに寝てもいないみたい。



ただ私のことはずっと気にかけてくれるし、大丈夫だけれど。



けど…まあ、心配だ。




沙羅の部屋でも掃除をしてあげようか。



枕とか、変えてあげようっと。




そう思って1人、沙羅の部屋に入る。


別に入っちゃダメとかそんなことは言われたことないから、掃除機を持ちながら大した罪悪感も特になく入った。







12時ぐらいにお手伝いさんが来るらしいけど、まだ朝の7時だ。



暇だし。たまにはお手伝いさんをびっくりさせてやろうっと。