学園世界のイロジカル

「…ちょっと待ってろおめえら」




動き出した私たちの足が、その声にピタリと止まった。



柊、でも!




「答えてやるからさ、この低脳男に」




柊の目が真っ直ぐに菊をとらえる。


腰をおさえてる柊は苦しそうだけど…なぜか、とても光って見えた。





「友達を助ける理由?

そんなのもお前は分からねえのかよ」




にっと笑って言う柊は…菊へぐいっと顔を近づけた。




「理由なんかねえんだよ、友達を助けるのに、救うのに。

ただ、どうしても理由をつけろっつーんなら」




柊は菊の持っているタブレットをぎゅっと上から握る。



返せ、そう手が訴えてた。




「友達には辛い思いをしてほしくねえし、

友達には笑っていてほしいし、

友達には命を捨ててほしくねえ…っていう、俺の願望。








……全部俺自身のワガママなんだよ!!!」










タブレットを思いっきりひいてとった柊を見て、私は反射的に体が動いた。



思いっきりでかいのを、プレゼントしてあげる!




「はい、ぷれぜんとおおぉぉ!!」




「「「うわあああっ!!?」」」



何人もの人たちにでっかい氷の球が次々とあたる。


それに便乗するように零が一気に彼等に詰め寄って、私が倒せなかった残りの何人もの人をすごい速さで倒していく!