そして俺は





天草と見事編入試験を合格し





俺は入院していたという設定で、





天草はずっとテスト系の時体調不良だったという名目で、





全てを隠し、








「…また会ったね」



「…うん」






"龍矢"に全ての誓いを持たせて





…再会を、果たしたんだ。










この世界で、彼女の望む通りに



俺は"龍"としての役目を忘れた。




そして俺はいつしか"烏"と呼ばれるように。




…今でも分からない。



俺は、龍なのか、烏か。






…でも。






『龍矢!!』




彼女がそう言って笑う、いつかきっと来る未来まで




闇の烏として俺は…




彼女を、護るんだ。