学園世界のイロジカル

「とりあえずエレベーター行くぞ」



「えーっと、あれ?」



ちょっと影に入ったところに、たくさん並んでいる2枚でできているドア。


そ、と柊は短く答えるとそこに向かって歩いて行った。




来客用のバッジってさっき言ってたけど、いろいろなバッジの種類があるみたい。


メイドさんの格好をした人も私たちのと違ったし、貴族みたいなド派手な格好をした人も違った。


何種類あるんだろう…




エレベーターに乗り込んだ時に、柊に聞いてみた。



「ねえ柊、バッジって何種類あるの?」



「あー…結構あるぞ。5種類ある。

……そういえば王家だけしか付けられねえバッジがあんだけど、それは椿に関連してっかもな」




「私に?」



バッジの種類は結構一般常識みたいなんだけど、他の人がエレベーターにいなかったから運良く聞けた。



「ああ。

バッジの背景色は全部共通、王家のやつも共通で赤と白。

ただ違うのは真ん中の模様で…」



そこまで言った時、12階で1回止まり、2人の男女が入って来た。


お金持ちのカップルみたい。なんかイチャイチャしてるもん。



柊は人差し指を口の前でたてると、14階まで1言も喋らなかった。



そのカップルも14階でおりて、続いて私たちもおりる。