「……いなくなったんだよ。









ナミと、








龍矢が」












悲痛な表情を浮かべる柊は、まだ唇を噛み締めている。



私はその姿を、呆然と見ることしかできない。




出かけているだけなんじゃないの、とか。


仕事中じゃないの、とか。





そんなくだらない質問の答えが全て"NO"だってことぐらい。









彼の顔を見たら、英語の長文よりも簡単だった。















テスト篇 終