学園世界のイロジカル

ちょっと離れてた意識を戻すと、確かに2人が向かい合って立っている。



3年の男の先輩は、どこか垢抜けた感じだけど頭が良さそうな感じ。



ほら、一流大学に進む人は結構チャラい人も多いし……そうゆう人。




「君が最後の生き残り、か」



「……生き残り?」



「外部組1年のことをそう言うんだよ」




そっか、私は棄権ってことになってるから……




「……ま、そうゆうのはいいです。

では……」



2人とも、構える。



……先に動いたのは、先輩だった。



一気に地を蹴り大きく前に出ると…そのまま勢いで上にジャンプする。



零は冷静にその様子を見ていた。




「……っ、あの人……!」


「あー、そういやこの男子…

頭が良かったなぁー…

確か外部組を入れてもトップ3には毎回入ってるような人」




……先輩の手から出てきたのは、


するするーっと伸びたのは…




包帯!




「彼の職は医者だねー」


「い、医者ってありなの!?」


「そりゃ実践的なことはやらないらしいけど、見習いみたいな感じだよ。

普通に勉強すれば25歳から研修医になれるけど、

中学から医者の職を持っている人は22からなれるんだとか」




へー…って、それどころじゃない!


零、捕まっちゃってるじゃん思いっきり!腕だけだけど!



けど、あの包帯はかなり力も強いらしく…全然動けてない、零。



でも……あれ、なんかどこか……零、まるで笑ってるみたいじゃない?



いや口角は上がってないけど、雰囲気?