学園世界のイロジカル

気がついたら周りには…さっきよりも黒のロングコートに人が多い場所。



しかも……なに、あれ…?




大きな牛、みたいな…

ゆうに3mは、いや4m以上あるかもしれない!


黒の長い毛に覆われていて、鋭い曲がったツノを持っている。


目は長い毛のせいでよく見えない。






にしても……初めて見たよ、2足歩行の牛。





「あれが今回の獲物。

レベルは8で僕が出てくるほどのものだよ」




ニコニコしながら言うシロさんは…なんか、さっきと空気が違っていた。



なんかおかしい…



どこか落ち着いて、敵を見据えている。





「名前は……まあ、別に覚えなくてもいいよ。


とりあえずあの牛男を倒せばこっちのもんってことなんだよねー」




白馬の王子様?


いやいや、もうそんなんじゃない。




牛男を見て笑うシロさんは……





「黒い……」



「そうだね、牛男は黒いねー」





一気に走り出すシロさん…ちょっと、なんで急に…!?



急いで追いかけるけど、襲ってくる牛男を避けて、何十人もいる管理委員会の人を避けて走るのは、なかなか大変。



しかも……速い!!





さっきのシロさんを見て思った…龍矢の顔から笑顔を消し、戦闘モードにさせるシロさんを見て。



この人の能力は……なに?




確か職は小説家だけど…小説家なんて、能力が全く想像つかない。