学園世界のイロジカル

途端後ろに感じた気配に、反射的に私は右足が伸びる。



思いっきりぐるっ!と回って勢いつけて…




「はあああああああああ!!」





男の子に向かって、蹴りをいれる!



私の渾身の一撃が決まったのか、男の子はそのままふらついてその場に尻餅をつく。



た、確かに今ブブ、って男の子のポイセが鳴る音が聞こえた…!



でも、やっと1個か……




このまま攻撃した方がいいかもしれないけど、とりあえずは距離をとろう!



けど思ったより足は動かなくて、結構もつれそうになりながらひょこひょこと移動していく。



確かに距離は取れてるけど…



ここら辺は少し歩けば音がするようなところ、すぐにバレる……!




「…思っていたより、はるかに面白いね、君」



「!!ぐっ!!」



お腹に強い衝撃を受け、後ろにお尻から倒れる。



見上げるとそこには、ちょっと息を乱した男の子が。




「…けどもう俺も疲れてきた」



ハサミをジャキン、と2つ構える男の子。


普通のハサミより明らかにでかいそれが…木々の間からもれる人工的な光に反射してきらめく。