…無くなった、1個。
残り、9個!
左腕を押さえて上を見上げると…ハサミを2つ、私に向けたまますごい速さで落ちてくる男の子と目が合う。
う、うそ!
急いで体ごと右にずらして避けるけど…すぐ左に、放たれたハサミの1つがブスッと突き刺さる。
い、急いで立たなきゃ!
立ち上がるけど左腕を押さえながら立ったもんだからフラフラになっちゃって、男の子が私へ狙いを定めるには充分な時間が経ってしまった。
「ほら、俺はここにいるよ」
ヒュンッ!という風の切る音に思いっきり体をずらしてしゃがみ込み、すぐに走り出す。
「くっ……!!」
もう木を飛び移ったりしていたせいで少し体力が減ってるし……!
地面は所々葉っぱが落ちているから、音で大体男の子の位置が分かる…けどそれは相手も同じ。
一応走ってはいるけど距離はそんなにない。
やっぱり…上!
岩が3つ、小さいものから大きいものに置かれているのを見て私は反射的に小さいものに飛び乗った。
次に少し離れてる2番目に大きいの、そして次に1番大きい岩にとびのって…そのまま近くの枝を持って、自分の体力で体ごと枝の上に上がる。
すごく不安定な枝…早く移らなきゃ。
向かいっ側にあった安定してそうな枝に飛び乗った…先に、
いつの間にかハサミを2つ持っている男の子がいて。
やっば……!!
「逃がさないよ」
「っ!!」
まるでターザンみたい!
って、今の私を見たら100人中90人以上が思う、絶対!
固そうな木のツルで木と木の間を移動してるんだもん、そりゃあ思うわ!!
移動先の木の枝に乗り、後ろを振り返ると…すぐ目の前、2mほど前にもう彼が迫っていた。
「あっ!…いっ……!
くっ!!」
途端、左腕に走った激痛。
それを無理矢理おさえてもっと高い方の枝へ!
「…切ら、れた……!」
赤いパーカーの二の腕らへんに切れ込みが入ってて…その奥には私の血に少し濡れた肌が。
ちょっとした切り傷、そう思ってたけど…
ブブ、ブブ、と…確かに玉が2個も無くなる音が。
残り、9個!
左腕を押さえて上を見上げると…ハサミを2つ、私に向けたまますごい速さで落ちてくる男の子と目が合う。
う、うそ!
急いで体ごと右にずらして避けるけど…すぐ左に、放たれたハサミの1つがブスッと突き刺さる。
い、急いで立たなきゃ!
立ち上がるけど左腕を押さえながら立ったもんだからフラフラになっちゃって、男の子が私へ狙いを定めるには充分な時間が経ってしまった。
「ほら、俺はここにいるよ」
ヒュンッ!という風の切る音に思いっきり体をずらしてしゃがみ込み、すぐに走り出す。
「くっ……!!」
もう木を飛び移ったりしていたせいで少し体力が減ってるし……!
地面は所々葉っぱが落ちているから、音で大体男の子の位置が分かる…けどそれは相手も同じ。
一応走ってはいるけど距離はそんなにない。
やっぱり…上!
岩が3つ、小さいものから大きいものに置かれているのを見て私は反射的に小さいものに飛び乗った。
次に少し離れてる2番目に大きいの、そして次に1番大きい岩にとびのって…そのまま近くの枝を持って、自分の体力で体ごと枝の上に上がる。
すごく不安定な枝…早く移らなきゃ。
向かいっ側にあった安定してそうな枝に飛び乗った…先に、
いつの間にかハサミを2つ持っている男の子がいて。
やっば……!!
「逃がさないよ」
「っ!!」
まるでターザンみたい!
って、今の私を見たら100人中90人以上が思う、絶対!
固そうな木のツルで木と木の間を移動してるんだもん、そりゃあ思うわ!!
移動先の木の枝に乗り、後ろを振り返ると…すぐ目の前、2mほど前にもう彼が迫っていた。
「あっ!…いっ……!
くっ!!」
途端、左腕に走った激痛。
それを無理矢理おさえてもっと高い方の枝へ!
「…切ら、れた……!」
赤いパーカーの二の腕らへんに切れ込みが入ってて…その奥には私の血に少し濡れた肌が。
ちょっとした切り傷、そう思ってたけど…
ブブ、ブブ、と…確かに玉が2個も無くなる音が。

