「椿、学生課トップなんて肩書きだけじゃない。

シロさんはその知力と能力の才能から、大人を合わせて特別武装警察のNo2だよ」




「いや怖すぎるよ!

シロって可愛い、なんとゆーか…モコモコした白いサッカーボール2個分ぐらいの大きさのアレしか想像つかないんですけど!?」




「それ犬連想してるよね。犬じゃないから。人間だから。アレって言い方やめようね」




…すみません。なんか気が動転しすぎて…



だ、だって…私が急にそんなどえらいところにお呼ばれになるなんて…



あれですか。ショッピングセンターの時の女の子がどっかのご令嬢だったとかそうゆう感じですか!




「落ち着いて。

大丈夫、みんな面会に来るから」



「笑顔でさらっと言わないでくれるかな!?

面会ってなに!?考えたくもないよ!面会って健全な方の面会だよね!?ね!?」




健全な方の面会ってなんだよって自分でも思いながらそんなことを言っちゃうほど慌ててる私。



いや、誰でも警察に呼ばれたらこうなるよ。




しかもこの場所がすごいんだよ。




建物自体は王城からも闘技場からも同じぐらいの近さにある、どでかいビルなんだけど…



この部屋に行くまでが迷子になりそうだった。


実際1人で帰れって言われたら本当に檻の中に入れられそう。