学園世界のイロジカル

でっかい門をくぐれば、そこにはこれまたでっかい掲示板みたいなものが。



画面には、くるくると回る鳥月宮学園の校章。



影でできている三日月と鳥が合わさっているような校章は、なんか半世界らしいというかなんというか…でも、こんな洒落た校章、絶対人間界にないと思う…!





その校章の下には、【8:58】…今の時間が示されている。




「確か9時開始だったよね?」



「うん、学生決闘は毎年9時からって決まってるの。

今日から数日間は9時半から闘技場のいたるところで試合が開始されるしね」



「…つまり、僕たちノーシード組は30分後には試合をしていると」




「まあ、そーゆーことだよね!」



な、ナミさん…そんな笑顔で言わないで欲しい。



私たち、一応練習でしか戦ったことないし…それに、あなた方が練習相手だったから全く勝てなくって、自信なんて皆無だし…




「まあまあ、大丈夫。

きっと最初はみんな2人みたいなもんだよ」



「私はともかく、零はもう確実に別格ですけど…」



そんな暗い顔しないで、とナミに励まされたと同時に



突然どこからか鳴るトランペットの高らかな…ファンファーレ!!





「始まるぞ!」




そんな柊の声も聞こえなくなるほどの、掲示板の前にいる人たちの歓声…!!



あ、あれ、こんなに生徒いたっけ、鳥月宮?





「ああ、一般の人もいるし、

他の学園ももちろん興味あるから結構来てるだろうしな」




「他の学園……?」




もちろん私の声も一瞬で掻き消される。さっきの何倍もの声に。



なぜかというと…目の前の掲示板に、急にトーナメント表が表れたから!



け、けど…でかいし、名前も小さすぎて…私がどこにいるのか分からない!




「ポイセ見てみて!きっと管理委員会からメールが来てるから…!」



度々聞くよなぁ、その"管理委員会"ってやつ…