思わず顔を背けるけど…絶対照れてないから!



勘違いしないでほしいね!




「そう言ってますけど、赤いですよね、少し」



「いやいや赤くなんて…


って、零!?おはよう!?」




「おはようってなんですかおはようって…」



い、いやあ、つい。


むくりと起き上がった零は、まだ眠たそうで…ゴシゴシ、と袖で目の辺りをこすっている。



う…この沈黙、辛いかも…



そんなことを思ってた矢先、柊の口が開いた。




「礼はしてもらうぞ」



「ええ、分かっています。

ある程度のポイントが手に入った時、必ず」




零は自分のポイセをちら、と見てからまたこっちを見た。




「…聞いて気分が良い話じゃなかったでしょう。

すみません」




「い…いや、いや!私は大丈夫!」



慌てて手をわたわたと振って焦り気味の私を…どこか余裕ありの零は優しい目で見ていた、気がする…そう、気がする、だけ。