学園世界のイロジカル

零に対しての微妙な距離(?)に頭を悩ませつつ、


誘われるがまま龍矢の家へ。


構造は大体同じらしいが…



「…物、全然無いね」


玄関だけでそんなことを思ってしまう程。



玄関ってさ、そこを見るだけで…その人の家の様子とかが分かったりする。


龍矢は"持ち上がり組"だし、ココに来て結構経つはず。




それなのに…靴は今履いているのともう1つ、スニーカーがあるだけ。

他には何にも無い。




「…ま、職業柄ね」


また、それ…



そうツッコミを入れようとした刹那、龍矢は「後でね」とニコニコしながら言った。



玄関にある2つのドアの1つを開けると、そこはリビングルーム…



らしいんだけど、これまた生活感の無い部屋だ。




「ま、そのソファに座ってよ」



龍矢が言っている2人掛けのソファが向かい合わせに置いてあるのと、


そのソファの間に少し大きめのガラス製の机があるだけ。



後は奥にタンスが1つと、…備え付けられているっぽいキッチンだけ。




色々な所に疑問点を感じながらも、零と2人並んでソファに座る。



「よいしょ」と言いながら座る龍矢…ちょっとおっさん臭い…はは。