学園世界のイロジカル

立ち並ぶ、カラフルな屋根の家々。


私の家は、赤の屋根。右隣の零の家は、シックなブラックブラウン。



奥にそびえ立つのは、ここに来た時にも見た…西洋風の馬鹿でかい城。


某テーマパークのお城よりでかい……!



人々は様々な格好をしている…西洋風の場所なのに、和服の人もいる。




…ここは、本当に…



あの会長さんが言っていた…




「…"半世界"」



突然後ろから聞こえた、綺麗な声。

風がサァ…と吹き、髪の毛を少し荒らしてゆく。




「…誰ですか?」


零の言葉に…私たちの後ろに立っていた彼は、

ニコッと微笑んだ。




「僕は服部 龍矢(はっとり りゅうや)。

君…零?だっけ?の隣人だよ」




ニコニコと常に笑顔を浮かべてる…なんか優男っぽいな。



サラッサラの天使の輪が出来ている、前髪が長めの黒い髪。

目鼻立ちもスッキリとしている。



…騙される女子が多そう。女遊びしてそう。




「女遊びなんかしてないよ、勘違いしないでね」



「へっ!?

あ、あんた…なんで今私が思ってること…!」




隣で零が「失礼な人ですね、やっぱり」って言ってた気がしないわけでもないけど、

この際聞かなかったことにしよう!





「いや〜、職業柄ね」



「職業!?

あんた、私達と同じぐらいにしか見えないけど!?

なに、中卒なの!?」