学園世界のイロジカル

「…ねぇ、ちょっと外行かない!?」



「…は?」



「ユーに拒否権はナッシング!

レッツゴー!怪しすぎる街へ!」




半ば…いや、思いっきり強制的に零を外へ連れ出す。



ドアの1つを勘で開ければ、目の前には玄関が。


そこに置いてあったのは私のスニーカーと、零の革靴。



お気に入りの赤いラインが入っているスニーカーを履き、「早く早く!」と零を急かす。




「…もう、しょうがない人ですね。

浮き沈みが激しすぎる」



そんなことを言ってるけど、口元は少し笑ってるよ?


それは口に出さず、「すいませんねー!」と冗談交じりの謝罪を告げた。



悪気?


さらっさらない。





玄関の扉を開ければ…



そこは、もう日本なんかじゃなかった。




「……本当に、意味不明なところに来ちゃったね」



「後悔しても遅いですけどね」