学園世界のイロジカル

なんか急に恥ずかしくなってきて、待っていたエレベーターが着くと滑り込むようにして入る。




…エレベーターの中も涼しい、落ち着けそう。



全員入ったことを確かめた柊は【閉】ボタンを押す。



そして…さも当然のように最上階である【15】を押す。



…もう驚かない、もう絶対驚かない。慣れよう。慣れて見せます…





15階に着くと、広い敷地を持つこの建物なのにたったの3部屋しかなかった。




そのうち1室は借りられているけど、【L】と書かれた1番大きな部屋に柊は鍵を差し込み、開け、ふつーに入った。




「…良かった、中は普通だ…」



「椿、どんなの想像してたのよ?」



「え?もう壁も床も天井もまっ金金の…」



「ナミさん無視していただいて結構ですよ」




しょうがないでしょ、今まで五傑席だからってすごい待遇ばかり受けているみんなしか知らなかったんだから!



新歓を終えた後の1週間だって五傑席の人と一緒に出掛けただけで凄い私たちまで特別扱いされるんだよ…?



レストランに行くとサービスですっごい美味しいティラミス作ってもらえるんだよ無料で!





「まあそれは置いといて、さっそく練習を始めよう」




龍矢はそういうと、ポイセの画面を空中投影モードにする。



そこには今までの学生決闘の様子のムービーがたまっていた。




「とりあえずこれでも見ながら練習しよう。


俺と椿、柊とナミと零に分かれて、ね」




「んじゃ、俺らはこの部屋使うから、お前らは隣の部屋な」



「分かった。椿、行こう」