「…零、私帰りたくない…」



「しょうがないでしょう、帰らなければ」




現在鳥月宮学園のIーIIクラスの中。



教室というか相変わらず講義場のようなところで授業を受けたのだけど、まあ10数人全員外部組のみなさんは来てました。




皆少しずつは慣れてきているらしく、休み時間の時には色々お話したりもしてるし。





持ち上がり組のみなさんはI-I全40人クラスということになっているらしい。



覗いてみると、そこには私の予想以上に結構いて30人弱ぐらいの人が。




…いつもは10人弱のクラスがなんで30人弱も今日いたのか。




その理由はみな、すぐに説明できた。






「おい、椿、零!

帰るぞ!!」



「あ、失礼します。へー、外部組ってこんな雰囲気なんだね」





…半世界五傑席トップ&3位コンビが学園に来てるということで、いつもより持ち上がり組の生徒が来たのだ。





半世界にいる鳥月宮学園生徒は、昼に仕事をいれている人は半数に満たないらしい。




だから今日暇な生徒…というか2人のファンのみなさまが、こぞって学園に来たということらしくて。




そもそも半世界五傑席に入ると、まあ色々忙しいでしょうということでコマ数も普通の生徒より減らしてくれたり、夜にコマを分けたりしてもいいらしい。



なのに2人が昼間の学園へ…なんて、とても珍しいのだとか…