学園世界のイロジカル

そう言った零の目は、儚げで。




きっと零にも、私には知らない大きな大きな秘密があるんだ。




それこそ、ニュースになるレベルの。





けど、ゆっくり知っていこう。




先は長い。まだ1年も猶予があるんだから。





「もう飲んじゃったけどさ」




そう言ってグラスを零の方に傾ける。



意図を理解した零も、1口飲んだ後にグラスを傾けた。







「…乾杯!」



チン、と2つのグラスが共鳴する。




爽やかなイチゴだけじゃない、ベリーの酸味が私の口に広がった時。







「椿ーー!!」



「な、ナミ!?」




「よお」


「いやー、疲れたね」




「お2人も…」





一気に五傑席の3人が集まったにも関わらず、騒ぎ立てるのは周りの人だけ。


みんなダンスに夢中みたい。






「お疲れ、間に合ったね!」


「…ギリギリだったけどな」