学園世界のイロジカル

再び流れ出す3拍子のリズム。





それに合わせて踊りだす男女のペア。






その様子を見ながら、1年後の近いようで遠い、遠いようで近い未来に思いをはせる。






はっきり言って、ホントに分からない。




私は。






…人間界に戻り、別の高校に転入するか。





……このメチャクチャな世界で生きていくことを決めるのか。








どっちを選ぶのだろう…




「…どっちでもいいじゃないですか」




同じようにダンスの様子を見ている零が、たまたま通りかかったドリンクを配る男の人から透き通った緑色のドリンクをもらいながら言った。





「…今は、今を楽しむとしましょうよ。



僕は本当は、日本の大学に行きたいから日本の高校に行くわけではないのです」




零は私に、私の首元のチョーカーにあるルビーのような赤の輝きを持つイチゴ味らしいドリンクを渡しながらポツリ、と小さく言った。





1口そのドリンクを飲みながら零の言葉に耳を傾ける。




「…本当は、幸せと楽しみを得るためだったのです」