「椿様、こちらです」
「あぁ、ありがとう」
「いえ…とても美しいですわ。
零様の準備も終えたとのことです」
さっきの人とは違っておとなしそうな女の人は、スッと前の方に手を出した。
その先には…
「…零?」
「遅いですよ、椿」
いや…零、だよね?
…いつもはちょっと立っている頭がキレイにセットされていて。
着ているのはタキシードではなく、濃紺無地のスーツ。
その下は黒のシャツで、タイは黒に近い深緑。
そして、何より驚いたのが…
「零、目…!!」
「…せっかくなので取ってみたらと言われ、半強制的に」
なんと。
零は黒と茶色のオッドアイではなく…
”青”と”茶”のオッドアイ。
「いつもはコンタクトでごまかしているのですが…
僕の目はコンタクトでがんばってみても黒と茶にしかならない目らしく。
青と茶よりはマシだと思ってつけてたのですが…」
「あぁ、ありがとう」
「いえ…とても美しいですわ。
零様の準備も終えたとのことです」
さっきの人とは違っておとなしそうな女の人は、スッと前の方に手を出した。
その先には…
「…零?」
「遅いですよ、椿」
いや…零、だよね?
…いつもはちょっと立っている頭がキレイにセットされていて。
着ているのはタキシードではなく、濃紺無地のスーツ。
その下は黒のシャツで、タイは黒に近い深緑。
そして、何より驚いたのが…
「零、目…!!」
「…せっかくなので取ってみたらと言われ、半強制的に」
なんと。
零は黒と茶色のオッドアイではなく…
”青”と”茶”のオッドアイ。
「いつもはコンタクトでごまかしているのですが…
僕の目はコンタクトでがんばってみても黒と茶にしかならない目らしく。
青と茶よりはマシだと思ってつけてたのですが…」